台湾一周自転車の旅

16日目 嘉義-台中

2010年02月02日 くもり

台湾地図 自転車の旅に少しつきあってくれた日本人スタッフも昨日台北へ戻り、今日からまた1人っきりの台湾一周旅行がスタートします。親戚の人たちの熱い激励を受け、最終レーンに突入した僕の旅はこれまでにない盛り上がりを見せています。

 昨日は親戚のおばさんの家に泊まりました。近所にはおじさん、おばさん、おじいさん、おばあさんにいとこたちも住んでいます(親戚が多すぎて書ききれません)。晩ご飯をたべるだけで2~3箇所回るはめになりました。ふ~僕は南台湾ではかなりの人気者です。

南部のよさと肉まん

 僕は台湾北部で生まれ育ちましたが、でも南部が大好きです。ここには親戚がたくさんいるし、北部にはない「生活態度」があるからです。台北の人がどうして小さな空間に自分を押し込めて、毎日イライラとストレスをためているのか、さっぱりわかりません。自分で人生を選ぶことができるなら、毛並みもつややかなトイプードルになりたいですか?それとものんびりゆったりと暮らせる南部の牛になりたいですか?

 この話は難しいので忘れましょう。おばさんの家を出発する準備をしていると、朝7時ジャストに、マウンテンバイク小菊花の持ち主である金澤がひょっこり現れました。今日は1日僕に付き合ってくれると約束していました。僕と一緒に山を登り海を越え、ギャルをナンパするんです。
 親戚のみんなにさよならをし、僕らは省道一號を北へ進みました。最初に立ち寄ったのは評判の肉まん屋「民雄肉包」。僕が物心付いた頃からずっとあるお店です。肉まんとアイスミルクティを注文しました、交互に来るしょっぱさと甘味がたまりません。でも、キング・オブ・肉まんは、と聞かれたら、僕は弾力のある皮にごろごろと豚肉が詰め込まれた彼女のお母さんの肉まんを挙げます。大きなサイズでわずか15元です。

  • 16日目スタート
  • 16日目スタート
  • 田んぼ沿い
  • 田んぼ沿い
  • 民雄肉包
  • 民雄肉包
  • 肉まんとアイスミルクティ
  • 肉まんとアイスミルクティ

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西螺へ

 肉まんを食べてお腹いっぱい。元気が出てきました。時速20キロぐらいのスピードで、風のように進んでいきます。南部の道路は道幅がゆったりしていて車も少なく、両脇の緑に池で泳ぐアヒルの様子やきわどい格好をしたビンロウギャルも見られて、サイクリングの心地よさが満喫できます。
 快調に飛ばしていたので、あっという間に西螺に到着してしまいました。西螺は媽祖が護る古い街です。運気が悪い時などはここに来てお参りをするといいですよ。

  • 南部の風景
  • 南部の風景
  • 南部の風景
  • 南部の風景
  • 福興宮
  • 福興宮
  • 西螺の街
  • 西螺の街

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 西螺の延平老街には、食べ物やプレイスポットにかつての天皇も好きだったという西螺碗糕があります。西螺のお米で作られたこの食べ物は、地元の人たちが真面目に農業に取り組んでいる気持ちまで味わえます!!この碗糕に青草茶をあわせて、これぞ定番のティータイムコンボです。

 西螺で有名なB級グルメはこれだけではありません。老街には炒飯焼きそばのお店「古早味現炒」がありました。種類がたくさんあって興味深いメニュー。チャレンジ精神を発揮して「宜蘭鴨賞蛋炒飯(65元)」を頼んでみました。ぱらぱらの米粒と鴨肉にネギとタマゴが加わり、満足させてくれる味です。

 また、バロックテイストも取り入れた建物や、日本統治時代に創業し、今も現役の醤油屋もありました。古い看板が、輝かしいあの時代を物語っています。全長1939メートルで、かつては東アジアで一番の長さを誇っていた西螺大橋を渡っていると、少し感傷的な気分になってきました。橋を渡るとそこはもう台湾中部の彰化。金澤とさよならをしなければいけないからです。

  • 西螺碗糕
  • 西螺碗糕
  • 西螺碗糕のお店
  • 西螺碗糕のお店
  • 宜蘭鴨賞蛋炒飯
  • 宜蘭鴨賞蛋炒飯
  • 古早味現炒
  • 古早味現炒

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彰化の花

 連れがいなくなると、サイクリングは急に寂しくてつまらないものになります。でも1人になって自由になりました。走りたければ走り、停まりたければ停まる。これが当初考えていた台湾一周旅行の目的なんじゃない?「自転車をこいでいて、アハハ、道の終わりに一人ぼっち、人っ子一人そばにいない、アハ、でも寂しくない・・・」。歌いながら、そして風を受けながら、颯爽と彰化の田尾花園に到着しました。以前来た時はあたり一面花が咲いていました。赤、黄色、青、緑、とてもカラフルで素敵な風景でした。なので今回も自然と足が向いていました。

 しかし、シーズンオフなのか、花たちがシャイなのか、見渡す限りの花畑風景はなく、ミツバチですら2、3匹しか飛んでませんでした。花が見られず、僕は街へ戻ってブラブラするしかありませんでした。彰化の田尾エリアは、台湾最大の花集散地です。見るだけでもいいし、買ってもいいし、そばにある浪漫路線であそんでもいいです。大小様々な自転車のレンタル屋も多く、みんなでこぐタンデム自転車や小型電動車などもあります。きれいな花に導かれ、ちょっと個性的なレストランへ行き、花の創作料理を食べてみるのも、田尾の楽しみ方のひとつです。でも開花シーズンはしっかりチェックしてから行ってくださいね。

  • 西螺大橋
  • 西螺大橋
  • ADIAと金澤
  • ADIAと金澤
  • 花畑
  • 花畑
  • タンデム自転車
  • タンデム自転車

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とうふ店の豆花

 花は見られなくてもいい。食べ物の方が大事。彰化は肉圓が有名です。白くてまん丸の肉圓を食べなければ、自分に申し訳がたちません。肉圓の郷である彰化には、さすが名物だけありとにかく肉圓屋が多いです。しかもどのお店の肉圓もおいしそう!お店を選んで、看板肉圓というシイタケ肉圓を頼みました。半透明のプニプニの皮が破れていて、そこから具のいい香りがしてきます。おお~これが噂の彰化肉圓か。なぜこんなにおいしいんだろう。涙が出そうです。もしかしたらそのうち想いが募り、彰化へ移住し肉圓を毎日5個食べる生活を始めてしまうかもしれません。

 肉圓を2個お腹に納めると、突然藤原豆腐店というお店を発見しました。ん~これがあの藤原拓海の家?ここで車神豆花を注文し、ついでに拓海が家にいるかどうかもチェックしてみました。わ~濃厚で口当たりがいい。口の中で豆腐+豆花のパーフェクトな組み合わせが感じられます。これははまる。はまってしまう。食べ終わってからは体内の血液がぐつぐつ沸いてくるようです。

  • 肉圓
  • 肉圓
  • 肉圓屋台
  • 肉圓屋台
  • 車神豆花
  • 車神豆花
  • 藤原豆腐店
  • 藤原豆腐店

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16日目のADIAデータ

走行距離
70.8km
消費総額
全部忘れてしまいました!