2017年3月15日

台湾最大規模の古跡書院 鳳儀書院

※台北日和の記事は遡及調査をしていないので、現状と異なることがあります。
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書院の正門

書院の正門

鳳儀書院の扁額

鳳儀書院の扁額

武術訓練のオブジェ

武術訓練のオブジェ

書院の授業風景のオブジェ

書院の授業風景のオブジェ

鳳山牛市場のオブジェ

鳳山牛市場のオブジェ

左右廂房(脇部屋)展示間

左右廂房(脇部屋)展示間

文昌帝君を祀る主殿

文昌帝君を祀る主殿

 「鳳儀書院」は、台湾南部の高雄市鳳山エリアに位置しています。高雄MRT鳳山駅から出発し、狭い路地裏を通り抜けると、そこには驚くほどの広々とした空間が広がっています。書院のそばには地域の信仰の中心となっている城隍廟があり、書院を囲む塀の柵状窓から中の様子を垣間見ることができます。まるで過去へタイムスリップしたかのようで、穏やかな静けさが漂っています。門をくぐると、広大な芝生が広がっています。また堀のそばには、当時の様子を残したままの古井戸、前方には書院の正門があります。門上の迫力ある扁額を見ると、清朝時代の台湾で最大規模を誇る名門校の一つだったと想像するのは難しくありません。

 6年をかけて原形をとどめたままの改修工事が行われ、台湾最大規模の古跡書院「鳳儀書院」ができました。それに合わせていきいきとしたオブジェも数多く設けられ、2014年11月にリニューアルオープンしました。200年前の清朝時代における鳳儀書院の学生生活と鳳山牛市場の様子が、面白く表現されています。これらの可愛いキャラクターを見たときは思わず笑いが込み上げ、園内に入って一緒に写真を撮りたくなるでしょう。

 「鳳儀書院」の建築空間は、南から北向きに照壁(塀)、頭門(大門)、講堂(教室)、廳事(祭祀空間)及び兩廊學舍(学生宿舎)があります。ここはもともと祭祀としての機能がありました。改修後特別に迎えられた学問の神様である文昌帝君を祀った「文昌祠」では、おみくじを引いたり、文昌燈を灯したりして、信仰を深めることができます。また、当時学生宿舎だった學舍の両側は展示空間になっていて、四つのスペースがあり、200年に及ぶ書院の歴史が展示されています。有鳳來儀展示室(創建期)、西風東漸展示室(西方の文化が東方へ影響し始める清朝末期)、國境之南(日本統治時代)、寶島台灣(戦後国民政府が台湾へきた時代)にわかれていて、まるで200年前へとタイムスリップしたかのようです。

修復後の屋根の装飾

修復後の屋根の装飾

茶坊

茶坊

 書院の東側にはもともと36部屋の試院(試験を受ける場所)がありました。鳳山県で行われる郷試(科挙の試験段階の一つ)の場所としては、現在5部屋続く建物が一棟あるのみとなっています。また斬新な外観を残す書院では、美味しいお茶、お茶菓子、冷たいスイーツを提供しています。更に書院をテーマとした様々なクリエイターズグッズがあり、ご当地の特色が存分に表現されています。

 木造建築が有数な台湾で、「鳳儀書院」の保存過程は台湾古跡保存史上、一つの特殊なケースでした。厳密な修復計画と技術支援のもと、台湾最大規模の古跡書院は修復され、本来の姿を留めています。後世への最高の歴史証明となることでしょう。高雄を訪れたら、ぜひ200年前の書院空間に足を運んでみてくださいね。
(記者:Shimin)

地図

【鳳儀書院】
住所:高雄市鳳山區鳳明街62號
電話:07-7405362
営業時間:火曜~金曜10:30~17:30 土、日曜及び祝祭日10:30~18:30
定休日:月曜
交通:高雄MRT鳳山駅2番出口から徒歩6分
URL:http://fongyiacademy.khcc.gov.tw/home01.aspx?ID=1

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