2017年4月20日

時空トンネルで秘密のタイムワープ 新富町文化市場U-mkt

※台北日和の記事は遡及調査をしていないので、現状と異なることがあります。
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外観

外観

馬蹄形アーチ建築

馬蹄形アーチ建築

展覧空間

展覧空間

伝統市場風景の展示

伝統市場風景の展示

餐桌學堂エリア

餐桌學堂エリア

明日咖啡

明日咖啡

広々としたイートインスペース

広々としたイートインスペース

 MRT龍山寺駅近くの「東三水街傳統市場」の中に、まるで時空を超えて来たかのように突然現れた建築物「新富町文化市場」。この建物は、忠泰建築文化基金會の支援による修復のもと、今年3月末にリニューアルオープンしました。建物の歴史や故事を保存している以外、現代文化との融合を目指した複合型多機能建築空間です。

 1935年から1945年まで、台湾人と日本人が利用していた「綠町食料品小賣市場」がありました。しかし、場所が不便であったため、売り上げが振るわず、その当時の日本政府が解決のために、現在の新富町三丁目二十一番地へ移築して「新富町食料品小賣市場」が誕生しました。 市場以外にも、事務所や管理員の宿舎、自転車駐輪場、ごみ置き場、公衆トイレも設置されていました。市場には、精肉店、魚屋、八百屋、雑貨屋、タバコや酒を扱う店、菓子屋など30店舗以上あり、お店の人とお客は台湾人と日本人、市場の商品や生活風景も台湾と日本が交わり、毎年大晦日などには、市場内に日本の歌謡曲が響き渡っていました。この風景は、今もなお、台湾の歴史の大切な1ページとして刻み込まれています。

 新富市場の敷地面積は約506坪、建物は約199坪で、市場の四方は高さ約160㎝の赤レンガの壁で覆われています。市場本館は強化レンガ造り、外壁は人造石洗出しの洗練された平行ラインが美しく、すべての入口の上方は雨除けが取り付けられていて、全体的にシンプルで風格のある造りになっています。中でもU字形の馬蹄形アーチ造型は、台湾全土の公共市場の中でも大変珍しく、なめらかな曲線ラインだけではなく、中央の独特な天窓、そして内部の風通しと採光をよくするデザインでもあります。

鐵觀音咖啡

鐵觀音咖啡

事務所跡地

事務所跡地

 また、市場内部を有効に利用するために展示や学習空間として活用されており、現在、「來!迺菜市(市場においで!)」という特別展示が催され、新富市場の歴史や、台湾の市場の文化的な価値を紹介しています。新富市場の発展の流れはもちろん、昔の市場の屋台を再現した展示やミニチュア模型も見ることができます。その他、「餐桌學堂(食卓教室)」、「共同工作室(共有オフィススペース)」などのスペースを市民に提供し、学習クラスの開催やレンタルオフィスサービスも行っています。また建物内のカフェスペース「明日咖啡」では、地元の食材で作る軽食やドリンクを楽しむことができます。「鐵觀音咖啡(鉄観音茶コーヒー/130元)」と「咖啡與烏龍(コーヒー烏龍茶/130元)」のように、台湾の伝統のお茶と現代式コーヒーを取り入れた特色あるドリンクがあり、明るく広い市場の中で心地良く座って、ゆっくりと食事やドリンクを味わうのは、何とも特別な気分です。外の日本式木造建築の建物は、管理員の宿舎と事務所として使われていたもので、今後、見学用に整備し、観光客が当時の雰囲気を体験できるような施設にする予定です。

 龍山寺駅周辺には、「龍山寺」の他、剝皮寮伝統街エリアもあります。そして、また新たに観光にピッタリな場所「新富町文化市場」が増えました。機会があったらぜひ「新富町文化市場」を訪れて、台湾の伝統市場と近代的な文化が溶け合う魅力に触れてみてください!
(記者:Elisa)

地図

【新富町文化市場U-mkt】
住所:新北市萬華區三水街70號
電話:02-2308-1092
営業時間:10:00-18:00
定休日:月曜日
交通:MRT龍山寺駅3番出口より徒歩約1分
URL:http://umkt.jutfoundation.org.tw
URL:https://www.facebook.com/Umkt.JUTfoundation

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