2017年5月26日

時空を超えて現れたコーヒー館 蘆竹大夫第

※台北日和の記事は遡及調査をしていないので、現状と異なることがあります。
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建物の外観

建物の外観

四角い天窓

四角い天窓

円形の天窓

円形の天窓

カフェスペース

カフェスペース

個室空間

個室空間

入口のトタン造りの工場

入口のトタン造りの工場

彫刻があしらわれた木の柱

彫刻があしらわれた木の柱

 今回紹介する蘆竹大夫第は、桃園市蘆竹區龍安街にあります。看板が無く、入り口は台湾でよくみかけるトタン張りの工場のように見えます。材木工房の建物を横切ると、とても印象的な建物が目に飛び込んできて思わず驚くはず!そして隣接する工場の建物とこの邸宅の印象のギャップが大きいからか、大夫第は一段と際立ち、まるで別世界のようです。

 大夫第は、300~400年の歴史を持つ「安徽古宅」(安徽の古い邸宅)で、かつては、医者や政府の役人の住宅でしたが、今は現在のオーナーによって管理されています。現在のオーナーは、この邸宅をここに移築し、レンガや瓦の一つ一つ、柱や梁の一本一本を全て運び込み、歴史ある古い邸宅を現在の台湾の中へ完全な形で再現しました。それはまるで時空を超える、古代の邸宅が、突如現代にタイムスリップしてきたかのようです。

 建物の外観は瓦屋根の高くそびえ立つ白い壁で、これは伝統的な安徽宅邸の目印です。徽派建築は、中国の古代建築の重要な構法の一つで、中でも民家、祠堂、牌坊(中国式の門)にその特徴が見られ、「徽州古建三絕」(徽州古代建築の三絶)と称えられています。建物全体の構図は、山に寄り添うような構想が巧みで、地形に合わせて造られています。山の形に合わせているので、各部分の平面面積はばらつきがありますが、そういった建築も可能な変幻自在の柔軟な設計方式です。空間の利用方法のアイデアが豊富で、馬頭牆(徽派建築特別な壁の造り)、小青瓦(中国式の瓦)が徽派建築のポイントです。芸術面では、石、木、レンガの彫刻を巧みに組み合わせた華麗な雰囲気が漂います。

 この安徽古宅は、二カ所の天窓から採光しており、長方形の天窓は室内にある長方形の池を照らし、円形の天窓は、下の八卦型の太極の石が設置された池を照らしています。職人の精巧な技で作られた豪華で美しい天窓の彫刻から、過去のこの邸宅の繁栄が見て取れます。カフェエリアは、安徽宅邸の元々の様式を生かして、一部屋一部屋が個室のようになっています。明るく開放的な空間も残してあり、ファミリーやグループでも独立した空間で心地よく過ごすことができます。

八卦型の池

八卦型の池

拿鐵咖啡と香蕉瑪芬

拿鐵咖啡と香蕉瑪芬

 建物の鑑賞やこの邸宅にまつわる歴史ガイドが聞けるだけでなく、その場でハンドドリップしてくれるストレートコーヒーやハーブティーなどのドリンクを楽しめるカフェもあります。人気の「拿鐵咖啡(カフェラテ/150元)」の他にも、二代目の若いオーナーは、ビールが好きなため、ビールのコンテストで賞をもらったこともある「精釀啤酒(クラフトビール/180元)」も提供しています。毎日手作りのデザート「香蕉瑪芬(バナナマフィン/80元)」もあり、ここを訪れる旅人たちの休憩場所にピッタリです。

 歴史ある建築物を見るのが好きな人も、時空を超えてコーヒーを楽しむ体験がしたいという人も、蘆竹大夫第を訪れて貴重な旅の経験をしてみませんか?

※最低消費は一人一杯。入場券にて100元割引あり。
※中国語ガイド案内は毎時1回、所要時間は約20分。
(記者:DIANE)

地図

【蘆竹 大夫第】
住所:桃園市蘆竹區龍安街2段1632號
電話:03-313-1095
営業時間:13:00-19:00
定休日:月曜
交通:台湾高速鉄道桃園駅からタクシーで約10分
URL:https://www.facebook.com/moderndfd/

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