2017年6月26日

ガラスの部屋からこぼれる台湾茶の香り 十間茶屋

※台北日和の記事は遡及調査をしていないので、現状と異なることがあります。
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お店の外観

お店の外観

店内の様子

店内の様子

注文が受けてから茶師が入れてくれるお茶

注文が受けてから茶師が入れてくれるお茶

冰滴茶

冰滴茶

冷泡茶

冷泡茶

店内の様子

店内の様子

香りのテイスティングエリア

香りのテイスティングエリア

 若者に人気のスポット「松山菸廠文化園區」のそばに位置する十間茶屋は、ガラス張りの温室のような外観、クリアでシンプルな空間で、通りがかった人たちに思わず扉を開けて中を見てみたいと思わせるような、探求心をくすぐるデザインのお店です。清々しく漂うお茶の香りを嗅げば、ここがお茶屋だと分かります。

 今年3月にオープンした十間茶屋のオーナーは、南投縣の茶農家の五代目で、子供の頃から生活の中にはいつも台湾茶がありました。お茶について博識で、現代人にはあまり知られていないお茶の文化や台湾茶葉のピュアな美しさを、若いオーナーの独自の視点から広めたいと思っています。

 お店の入り口を入ると、専門の茶師が茶葉の香りのテイスティングエリアに案内してくれます。店内の茶葉はどれも栽培から焙煎まで全て自家製で、初焙金萱(金萱茶)、岩香午夷(武夷岩茶)、午鐵觀音(鉄観音茶)、暮日紅茶(紅茶)、暮黑烏龍(深い焙煎の烏龍茶)、暮色小葉紅(小葉紅茶)、烏龍午韻(軽い焙煎の烏龍茶)、初春蘭香(四季春茶)(380元~1,280元)の8種があります。あまりお茶のことを知らない人たちにも分かりやすいように、茶葉の発酵と焙煎の度合いを数字で表しています。00、05、10の数字は軽発酵不焙煎から重発酵重焙煎までを示していて、さらに文章での紹介と香りのテイスティングで自分好みの茶葉を見つけることができます。

 十間茶屋の特別なポイントは、伝統的な台湾茶の入れ方。「熱泡(ホットブリュー/90元)」の他にも、「熱沖冰(ブリューオーバーアイス/95元)」「冷泡(コールドブリュー/95元)」「限量冰滴(アイスドリップ/150元)」があります。専門茶師が使用する茶器も全て台湾のデザイナーに依頼してお店独自に作ったもので、例えば熱泡に使用する「茶壺(急須/1,980元)」と「茶海(ティーピッチャー/1,080元)」は、苗栗縣の斑點土という土を使って作った陶器です。お茶の香りをさらに柔らかく滑らかにすることができます。

 「限量冰滴」に使用する茶器は独自に研究開発を重ね創り出したもので、毎秒1滴の氷の滴からお茶を抽出するもので、1日の内に入れられる量も限られています。海抜1600メートル以上の鉱山茶によく合い、自然の風の力でふるいにかけられた厳選茶葉は冷たい氷水でドリップすることでさらに香りが引き立ちます。

 「冷泡」の容器は、今までのお茶に対する概念を覆すようなスタイルで、特別に飲み口の大きさを設計した上品なガラス瓶を使用し、ちょうど6口で飲み終わるような量になっています。「六口茶」という台湾茶の伝統の考え方に基づき、一口目は香り、そして口当たりの濃淡、そして最後の一口は甘みを感じるようにできています。見た目の美しさで若い人たちの注目を惹きつけるだけでなく、伝統的なお茶の考え方もしっかりと保っています。

お店のロゴのイメージ

お店のロゴのイメージ

オリジナルデザインの茶器と茶葉

オリジナルデザインの茶器と茶葉

 十間茶屋の台湾茶文化に対する情熱は至る所から感じられ、例えばお店のロゴは、茶器をデザインしたもので、茶扒(茶杓)、茶則(チャーザー/茶缶から茶壺に茶葉を移す道具)、茶海(チャーハイ、ティーピッチャー)、茶杯(湯呑)をイメージし、「十間茶屋(ShiJianTea)」の頭文字「SJ」の文字を作り出しています。「十間茶屋」という店名は、時間の縦軸と横軸がここで交わることを表して、世界中から色々な人が集まり、ここでお茶のすばらしさを分かち合うという意味を持っています。ぜひこのガラス張りのお店を訪れ、まるで花が太陽の光を体いっぱいに吸収するように、オーダーした好みのお茶を五感すべてでしっかり吸収してみてください。
(記者:Elisa)

地図

【十間茶屋】
住所:台北市信義區忠孝東路4段553巷48號1樓
電話:02-2746-5008
営業時間:11:30-20:30
定休日:無し
交通:MRT市政府駅1番出口から徒歩8分
URL:https://www.facebook.com/shijiantea

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