2017年7月28日

日常に休息のひとときを 磨子Mill

※台北日和の記事は遡及調査をしていないので、現状と異なることがあります。
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2階のカウンター

2階のカウンター

店内の様子

店内の様子

毎日の軽食とコーヒーのメニュー表

毎日の軽食とコーヒーのメニュー表

手沖單品咖啡

手沖單品咖啡

海鹽奶油麵包捲

海鹽奶油麵包捲

店内の様子

店内の様子

仕切られたスペース

仕切られたスペース

 「磨子Mill」は、パンとスイーツ作りを担当するジェリーさんと、毎日の軽食作りを担当する小世さんが共同経営する温かい雰囲気のカフェ。大理石の床が敷き詰められた古い建物の中にあります。2階のチャイムを鳴らすと、パティシエのジェリーさんが2階から降りてきてドアを開けてくれますよ。

 毎日提供している軽食とコーヒー豆は、階段の上の黒板に書かれています。ジェリーさんが作る「肉桂卷(シナモンロール/60元) 」と「海鹽奶油麵包捲(海塩バターロール/50元)」は、とても可愛く、傍のガラスのショーケースに並べられています。ジェリーさんは「お客さんに快適な空間を提供できれば、と考えています。予約はいりません。美味しいコーヒー、スイーツ、パンのほか、ちょっとお腹が空いたなぁというときの軽食もご用意しています」と話してくれました。

 お店のコーヒーは個人ブランドの「サニーデイコーヒー&セレクトショップ(SUNNYDAY COFFEE & SELECT SHOP)」のものを使用しています。コーヒー豆は、バリスタのサニーさんが不定期に異なる産地から輸入していて、そのコーヒー豆を使用しているのが、「咖啡單品(シングルオリジンコーヒー/180元)」です。厳選したアメリカのコーヒープレス(アメリカンプレス)は安定した抽出度をほこり、コーヒーの油脂が持つ豊富な香りを留め、まろやかな口当たりを持つ特性があります。「磨子」ではほぼ毎日提供しているコーヒーメニューですよ。

 毎週木、金、土曜はサニーさんがお店に滞在しているため、ハンドドリップコーヒーも注文できます。サニーさんに自分好みのコーヒーの風味をリクエストすることもできますよ。携帯をメニュー上のQRコードにかざすと、コーヒーの風味と産地が説明されたページに接続されます。また、どのコーヒーにも小瓶に入ったコーヒーパウダーが合わせてあって、挽きたてのコーヒー豆が放つ果実のような香りを楽しむことができます。

 小世さんは「私はチーズケーキもコーヒーによく合うと思っています。単にコーヒーを飲むだけでもチーズケーキかティラミスを合わせたくなってしまうんですよ。でも、軽食を食べたばかりのあとは、マンゴーレモンが食べたくなってしまいますね。油っぽいものを食べるとフルーツやレモンのような比較的さっぱりとしたものが食べたくなります。だから、みなさんにも軽食やドリンクには、やはりスイーツを合わせることをおすすめします」と話してくれました。

 この日小世さんが選んでくれた「提拉米蘇(ティラミス/120元)」は、私がオーダーしたシングルオリジンコーヒーにとてもよくマッチしていました。ジェリーさんが作るティラミスは、ライムリキュールを使用し、その上に厳選された濃縮コーヒーを合わせて作られています。ジェリーさんは「家庭料理の味であり、母の味でもあるんです」と話してくれました。台東都蘭の民宿で5年間務めたジェリーさんは、そこでパンとスイーツの技術を学んだそうです。民宿での基本のティラミスとチーズケーキの作り方にならい、その後は自ら、夏はマンゴー、冬は苺といった季節感のあるケーキや自分が好きなシフォンケーキの開発に取り組んだそうですよ。

提拉米蘇

提拉米蘇

唐揚雞炒烏龍麵

唐揚雞炒烏龍麵

 毎日の軽食は、小世さんが前日の夜にメニューを考え、毎朝市場で食材を仕入れています。これは数量限定メニューで、14時から販売を開始し売り切れ次第終了です。料理スタイルに制限はなく、まるで学校が終わったあと、食卓にはどんな晩ご飯が並んでいるのかとワクワクするような気持ちに似ています。いつでも手に入る食材を使用した創作料理を提供していて、例えば、パスタは台湾ご当地の米酒料理にアレンジし、土地に適した料理法を採用しています。台湾の気候と土壌によく溶け込んだ料理は、まさしくお袋の味です。

 この日のメニューは「唐揚雞炒烏龍麵(鶏のから揚げと焼きうどん/200元) 」でした。「唐揚雞」は、興味深い料理で、現在台湾では「唐揚雞」といえば日本式のから揚げを指しますが、「唐揚雞」という呼び名は、中国から日本に伝わったと言われているそうです。「唐揚雞炒烏龍麵」は文化の融合がうかがえる一品といえるでしょう。

 異郷人であふれる台北は、多くの人が故郷との距離を感じていることでしょう。「磨子mill」なら、まるで実家に帰ったかのような昔懐かしいインテリアに浸りながら、シンプルな食材で作る家庭料理が楽しめますよ。
(記者:Amelie)

地図

【磨子Mill】
住所:不提供
電話:不提供
営業時間:月曜日~日曜日:14:00-21:00
定休日:火、水曜
交通:MRT士林駅1番出口から徒歩5分
URL:https://www.facebook.com/%E7%A3%A8%E5%AD%90Mill-684764575002298/

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