2017年8月30日

台湾の季節を閉じ込めたガラス容器 胭脂食品社

※台北日和の記事は遡及調査をしていないので、現状と異なることがあります。
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お店の外観

お店の外観

店内の様子

店内の様子

油漬綜合菇

油漬綜合菇

薑味甜檸蜜

薑味甜檸蜜

ジンジャー味のレモン漬け

ジンジャー味のレモン漬け

店内の様子

店内の様子

熟成檸檬鹽

熟成檸檬鹽

 「胭脂食品社」という店名は、「醃漬(イェンズー/漬けるという意味)」という語呂合わせから付けられていて、以前ご紹介した「寶藏巖」内のアトリエにあり、台湾風土を生かした漬物食品を開発しています。階段を上がりアトリエにつながる小さな木製のドアを開けると、台湾の梅雨が過ぎ去った8月に、窓の前の海芋(カラー)が池の中に浸かっているのがうかがえ、この建物全体が東部風情をそのまま凝縮したような雰囲気が広がっています。

 太陽の光が差し込むとまるで透明な水晶のような大きな透明のガラス容器内には、レモン、梅、桑の実が漬けられています。「胭脂食品社」の特色は、フレキシブルな食材の使用と漬け方にあります。台湾伝統の枠を飛び越え、漬物に更なる多くの可能性を秘めた美味しさの魔法がかけられているんですよ。基本の塩、砂糖、油、酢、酒、麹菌など、生活に必要な調味料を基本とし、これに様々な種類の食材を加えています。絶え間ない研究によって、食材の風味を最大限に生かした方法が生み出されました。例えば「薑味甜檸檬(ジンジャースイートレモン)」は、グリーンレモンをイエローレモンに変更することで、風味上明らかな改善が見らたそうです。研究のもと、食材を僅かに変更することで、全体に更なるまろやかさと美味しさをもたらしているんですよ。

 様々な風味を持つフレーバーの可能性を広げるため、「胭脂食品社」は、作り出した漬物商品を、様々な飲食としての用途にできるよう願っています。そのため、2つ以上の材料を加えず漬けることを基本としています。これも運送される際に多くの制限を受けないようにとのことなんですよ。

 「薑味甜檸檬(ジンジャースイートレモン/280元)」は、家庭でもよく見られる自家製の「醃漬檸檬(レモン漬け)」を改良しています。お店ではこれをさっぱりとまろやかな味にしているだけでなく、ジンジャーソーダの香りと甘みを持ち合わせているんですよ。炎天下の夏日には特に一杯飲みたくなるドリンクでしょう。「胭脂辣醬(胭脂チリソース/330元)」は、長い時間をかけて食材内の水分をとばしています。朝天椒(四川唐辛子)、油、トマト、更にニンニクと紅蔥頭(エシャロット)を一緒に混ぜ合わせてタレにし、油を加えて容器に保存しています。「油漬綜合菇(オリーブオイル漬けきのこ/280元)」は、酒と酢を加熱して、蕈菇(ヤマドリダケ)、乾燥させた辣椒(シシトウ)、ニンニクを加えて香りを出し、オリーブオイルを入れて保存していて、付け合せてとしても直接食べることができます。特にお薦めの「熟成檸檬鹽(熟成レモンソルト/240元)」は、同じように一般の食塩を使用しただけのようですが、レモンのさっぱりとした香りを持ち合わせていて、肉類や海鮮に最適ですよ。

胭脂辣醬

胭脂辣醬

自然發酵梅子/鳳梨蘇打果露

自然發酵梅子/鳳梨蘇打果露

 台湾は植物や気候からみても、ノアの方舟のようで、季節によって変わるフルーツを使用した漬物も豊富です。夏になると台湾人が作る季節性漬物が梅とパイナップルです。砂糖で作った「自然發酵鳳梨/梅子果露(自然発酵パイナップル/梅シロップ/680元) 」は、3ヶ月漬けることで驚くことに天然のサイダーができるんですよ。

 「自然發酵果露(自然発酵シロップ)」を購入の際は、ガラス容器のサービスがあります。フルーツシロップをガラス容器に注ぎ水を入れた後、冷蔵庫にいれて待つことにより、天然のソーダがガラス容器内に密封されるようになっています。「発酵果露」は、梅やパイナップルシロップとしても使用できるんですよ。このシロップは料理に入れても、スイーツ作りとしても活用できます。現在、寶藏巖はアトリエの他に、「日常生活」「磨菇」という二つの実店舗でも、「胭脂食品社」の商品を購入することが可能です。
(記者:Amelie)

地図

【胭脂食品社】
住所:台北市中正區汀洲路三段230巷61號(寶藏巖內)
営業時間:金曜日、土曜日13:00-18:00
定休日:日曜日~木曜日
交通:MRT公館駅から徒歩約10分
URL:https://www.facebook.com/Yanzhi.Taiwan/

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