2017年10月6日

初めて高雄に行ったらまず訪れたい場所 打狗文史再興會社

※台北日和の記事は遡及調査をしていないので、現状と異なることがあります。
※写真クリックで大きなサイズの画像が表示されます。

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オフィスの外観

オフィスの外観

オフィス内の様子

オフィス内の様子

オリジナルマップ

オリジナルマップ

地元に根付いた商品

地元に根付いた商品

グループの歴史を伝える展示

グループの歴史を伝える展示

オフィス内の展示

オフィス内の展示

2012年に出された政府からの退去警告書

2012年に出された政府からの
退去警告書

 高雄の哈瑪星エリアに位置する「打狗文史再興會社」は、高雄の文化や歴史を守るために作られたグループで、様々な角度から高雄の地元文化や魅力を発信し、多くの人に地方文化、歴史の重要性を伝えています。日本統治時代に建てられ当時のままの状態で残っている「新濱老街廓」の保存活動から始まり、現在も高雄の重要な文化歴史を紹介しています。

 「打狗文史再興會社」のオフィスに入ると、壁に掛けられたこのグループの始まりと関わる歴史的な写真が目に入ります。他にも高雄の歴史などを紹介する書籍や、ポストカード、日本統治時代に建てられた建物を記した「哈瑪星時空旅遊(哈瑪星タイムスリップトリップ)」のガイドマップなども見られます。不定期でグループが主催する地元の1日/半日ガイドツアーに参加すれば、ガイドマップ上の場所を訪ねて歴史の流れに思いをはせることも出来ます。

また、定期的に行っているガイドツアーでは「新濱老街廓」を中心にこの周辺の建物を案内しています。新濱老街廓は元々、昭和4年に木材運輸会社「佐佐木商店」高雄支店の倉庫として建てられたものでした。そして隣にあるのは大正9年に建てられた日本建築で、かつては芸妓などが出入りする高級料亭でした。現在は「書店喫茶一二三亭」というカフェになっています。かつて旅館として使われていた「本島館」をスタートし、「代天宮」「鼓山國小」、昔は剣道、柔道の道場だった「武德殿」「紅十字婦女會館」「舊高雄警察署」「打狗郵便局」、最後に「舊三合銀行」を曲がって、またグループオフィスに戻ってくるという内容です。約2時間のツアーで、予約制です。英語でのツアーガイドも行っています。

 「打狗文史再興會社」は2012年、台湾政府が出した開発計画に基づく退去通告があった際に、この新濱老街の貴重な歴史的価値を改めて感じ、この歴史遺産を守っていきたいと思ったことが始まりです。その後、歴史有識者たちが集結し歴史の調査を始め、地元の人たちにも呼びかけ、多くの人に歴史的価値を伝えていきました。新濱老街の古い建物を一棟一棟調査し、建物の歴史的背景や、日本統治時代の用途などを調べ、地元住民たちに地元の歴史的な情感を広め、住民グループのリーダーと政府機関で何度も話し合いを重ねたり、時にはデモを行ってこのエリアの保存を求めました。

建築様式の展示

建築様式の展示

修復をおこなった木工場

修復をおこなった木工場

 そして2012年9月にこの「打狗文史再興會社」を立ち上げ、ガイドツアー、歴史調査、インタビュー活動などを通じてまた違った角度から新濱老街の文化を見てほしいと活動してきました。スタッフは様々なスペシャリストから構成されており、例えば高雄貨物の歴史講座や、高雄大舞台戲院の歴史調査など様々なセミナーなども設けています。このような様々な角度で行うPRにより、周辺住民たちにもこのエリアの価値を見出してほしいと思っています。

 建築知識・技術を持つスタッフで木工班を作り、建物の修復も行っています。2階建て日本式建築の「佐佐木商店工場」も彼らの手で修復を行いました。彼らのポリシーは、自分たちの手で歴史的価値のあるものを修復して、完全な状態で保存し、多くの人たちに更なる魅力を感じてほしいということで、今までの歴史建築保護活動家たちとは異なっています。誰かの手を借りてという気持ちでの保護活動ではなく、自身たちの手で修復も行うというアイデアで、さらに完全な状態で歴史建築を守っていくことができ、また都市と結合した継続的な発展も望めます。初めて高雄を訪れると言う人にはぜひ訪れてほしい場所です。高雄の歴史のストーリーを感じて、高雄の魅力をさらに見つけて旅をしてみましょう。
(記者:Amelie)

地図

【打狗文史再興會社】
住所:高雄市鼓山區捷興二街18號
電話:07-5315867
営業時間:火曜日~日曜日 11:00-16:00 (12:00-13:00は休憩時間)
定休日:月曜日
交通:高雄地下鉄西子灣駅2番出口より徒歩約3分
URL:https://www.facebook.com/TakaoKaisha/

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