そんな多くの外国人チームのなかでも、特ににぎやかだったのはタイチームの応援団でした。顔に白い粉を塗り、軽やかなタンバリンや小太鼓のリズムにあわせ、手に持った国旗を振り回してのダンスで大盛り上がり。しかしそんな彼らも、観客席の前を通る他のチームへ、自分たちのチームへと同様の盛大なエールをプレゼント。こんな気持ちのよいスポーツマンシップが、会場全体の雰囲気を盛り上げ、レースをよりよいものにしているのだろうなと感じました。
スタート前にはまず祈祷が行われます。「あの世で使えるお金(冥紙)」を川に撒いたり岸辺で燃やすことによって、川の神様と精霊にレースの安全と成功が祈られるのです。祈祷が終われば、いよいよレースの開始です。ひとつのボートには、舵取り1人・旗取り1人・太鼓1人・漕ぎ手18人の計21人が乗り込みます。スタート地点から100メートルほど離れた場所で各チームボートに乗り込んだ後、スタート地点まではゆっくりと慣らしながら進んでいきます。そしてスタート位置にボートが並ぶと、乗り手たちは互いに激しい掛け声で気合を高めていきます。