駅という名前の駅「車埕」

 車埕の「埕」は台湾語で「場=站」、つまり「駅」という意味です。日本統治時代にはこのあたりには「台車」と呼ばれ軽便鉄道のトロッコが多数留置されていたので、この名前が付いたと言われています。

 南投県水里郷の車埕は台湾鉄道「集集線」の終点で、四方を山々に囲まれ、今でも日本統治時代の面影を色濃く残す町です。その車埕界隈を散策してみましょう。

車埕の歴史

 清朝末期(19世紀末)、この付近では樟脳産業が発展し、部落が形成されました。その後、日本統治時代になり、日月潭の水力発電所建設のための資材運搬用に集集線の鉄道が開通。また、埔里の蔗糖を運搬するために、この地と埔里の間に軽便鉄道が敷設され、車埕は交通の要衝となりました。周辺の山々から切りだされた木材もここに集められ、加工されて台湾全土に運ばれるようになり、戦後には台湾中部最大の木材加工センターとして発展しました。

 しかし、1986年に制定された法律により材木の伐採が禁止され、この地は次第に衰退していきました。 車埕が再び脚光を浴びるようになったのは、1999年の921大地震がきっかけです。この地震後の復興のため、政府の支援により、この地は「鉄道、電力、林業、農業」を柱に現在の観光をメインとするエリアとして、数多くの観光客を集めるようになりました。今では豊かな自然ときれいな空気を求め、そしてかつての繁栄を偲ぶために、この山間の静かな集落に大勢の人々が足を運ぶようになりました。

プレゼントのお知らせ

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車埕への交通アクセス

 台湾鉄道の台中駅、新烏日駅(台湾高鉄台中駅直結)、彰化駅などから車埕行きに乗車し、終点で下車。

 2011年11月現在での、台北からのモデル行程は以下のようになります。
 台湾高鉄(新幹線)台北駅 08:30発→(台湾高鉄)→台湾高鉄(新幹線)台中駅 09:19着(徒歩5分)新烏日駅 09:42発→(西部幹線・集集線経由)→車埕駅 11:23着【車埕散策】14:19発→(集集線・西部幹線経由)→新烏日駅15:56着(徒歩5分)台湾高鉄(新幹線)台中駅 16:15発→(台湾高鉄)→台湾高鉄(新幹線)台北駅 17:06着

車埕での交通アクセス

 車埕駅周辺は全て徒歩で回れる範囲です。

 発電所やダムへは徒歩で行ける距離ではないので、タクシーで回りましょう。この特集で紹介しているスポットを見学して回ると、所要時間は約1時間30分、タクシー料金は500~800元程度です。なお、駅前ではタクシーは客待ちをしていないことは少ないので、タクシーがいないときは駅構内の売店で呼んでもらえます。

※この特集は2011年9月に取材しました。その後状況が変わっていることもありますのでご了承ください。


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