南国台湾でもそこそこ寒い冬。台湾のスイーツといえば、かき氷系やアイス系ばっかりで冬はどうなの?と思っているアナタ、台湾にも冬スイーツはあるんですよ。でも中には「これも冬スイーツなの?夏にもあるし!」というものも・・・いえいえ外見が同じでも夏用と冬用があるんです。ちなみに秋春用なんてのもあるんです。氷を大量に入れたら夏用、入れなければ冬用、少し入れたら秋春用・・・とか。注文するときは「冰的(ピンダ)」がアイス、「熱的(ルァダ)」がホット、「温的(ウェンダ)」がぬるめなので使い分けてくださいね!

 この特集は、これまでにご紹介済のお店でいただける冬スイーツをラインナップしてみました。

炸湯圓/揚げ白玉団子

炸湯圓/揚げ白玉団子

 夫婦円満、一家団欒を表す白玉団子は、おめでたい席によく登場します。やわらかくてもちもちとした食感は、冬にピッタリのスイーツ。ひとつ、またひとつと手が止まらなくなりますよ。

 赤と白の2色ある白玉団子は、もち粉をこねて団子状にしたもので、餡は包みません。油に入れ浮き上がるまで低温でゆっくり揚げた後、ピーナッツ粉と砂糖をかければシンプルでおいしい揚げ白玉の出来上がりです。 アツアツのうちにどうぞ。

ここで買えます。

台灣第一家鹽酥雞創始總店
台北市中山區北安路530-1號

粉圓豆漿豆花/タピオカ入り豆花(豆乳)

粉圓豆漿豆花/タピオカ入り豆花(豆乳)

 「古早味豆花」の豆花はホットでもアイスでもおいしくいただけるので、お店はいつでもお客であふれています。温かくて滑らかな口当たりの豆花を食べれば、そのおいしさが口の中に広がり、寒さも忘れさせてくれることでしょう。

 昔ながらの豆花は冷凍保存ができないので、冷蔵ケースの温度は常に18℃に保たれていて、12時間以内に売り切るのだそう。昔ながらの味の秘訣は、凝固材としてにがりを、そして弾力をプラスするさつまいも粉。お椀の中でぷるるんっと揺れる豆花は、なんとも魅惑的です。濃厚な味わいの豆花は、豆乳と合わせて食べると相乗効果で一層おいしくなります。また、一般的な粉圓豆花は冬瓜糖のシロップ入りで、自然のほのかな甘みと滑らかな豆花の口当たりが絶妙にマッチ。どちらも最高の組み合わせです。

ここで食べられます。

古早味豆花
台北市民生西路210號

紅豆湯/台湾風ぜんざい

紅豆湯/台湾風ぜんざい

 台湾のぜんざい(紅豆湯)は日本のぜんざいに比べると少しあっさりしています。あずきの形が崩れずに残っていて、柔らかな食感が楽しめます。

 おいしい紅豆湯を作る一番のポイントは、新鮮なあずきです。作り方は、まず、あずきを水に浸して膨らませます。そして強火にかけ沸騰したら弱火でじっくり煮込みます。豆が割れ始めたら砂糖と少量の塩を加えます。作り方は日本のぜんざいと同じですが、あまり煮詰めないのが台湾風。あつあつの紅豆湯は普遍的な人気を誇る定番スイーツ。スイーツ店、かき氷店、豆花店では必ずといっていいほどあるメニューなので、食べたくなったらいつでも食べられますよ。体の中から温まる、これぞ台湾のぜんざいです!

ここで食べられます。

阿猜嬤
台北市華西街3~5號

米糕桂圓粥/龍眼入り餅米スープ

米糕桂圓粥/龍眼入り餅米スープ

 米糕桂圓粥は、多くの台湾人にとってこどもの頃の思い出の味です。寒い日に出来たての米糕桂圓粥を食べると、幸せな満腹感が感じられます。

 米糕粥の材料はとてもシンプルです。長粒種のもち米を煮て、ブラウンシュガー、砂糖、シロップで甘みととろみを加えます。そして、ポイントの台湾の干し龍眼を加えれば、栄養満点の伝統的な米糕桂圓粥の出来上がりです。このスイーツのもうひとつの特徴は、煮込むほどにとろみがつくこと。弱火でじっくり煮込んだ深い味わいが楽しめます。

ここで食べられます。

阿猜嬤
台北市華西街3~5號

蜜汁芋頭湯/タロイモスープ

蜜汁芋頭湯/タロイモスープ

 イモ類が好きな人は、台湾に来たらタロイモははずせません! 東南アジアで広く栽培されているタロイモは、調理方法も食べ方も千差万別。台湾には、さまざまなアイデアメニューがあり、台湾オリジナルの芋頭酥などは、お土産にもオススメの一品です。

 タロイモの最大の特色はそのホクホクでしっとりとした食感です。蜜芋頭は砂糖で煮詰めたタロイモで、前菜にも食後のデザートにもなります。作り方は、まず、香りのよい適当な大きさの新鮮なタロイモを選び、皮ごと強火で蒸します。こうすることでタロイモのアクで手が痒くなるのを防ぎます。タロイモが柔らかくなったら、氷砂糖と米酒を加えてさらに蒸し煮にします。タロイモに糖分が十分に染み込めば、甘くてしっとりした蜜汁芋頭の完成です。

ここで食べられます。

三六圓仔店
台北市三水街92號

花生油條/揚げパン入りピーナツスープ

花生油條/揚げパン入りピーナツスープ

 濃厚な香りの花生湯(ピーナツスープ)も冬の定番スイーツのひとつです。紅豆湯同様、ほとんどのスイーツ店やかき氷店で食べられます。白くて柔らかなピーナッツがスープに浮かんでいる様子は、まるで触れると溶けて消えてしまう、軽やかな初雪のようで、見ているだけでちょっと幸せな気分になります。

 口に入れた瞬間に溶けるくらいまでピーナッツを柔らかく煮るのは簡単なことではありません。しかし、宜蘭産のピーナッツは比較的火が通りやすく、特に砂地で作る「砂仁花生」は、普通の土で作るピーナッツに比べて茹でやすいのだそう。それでも、皮なしのピーナッツを温水に浸けてから、圧力鍋で3回ほど蒸し茹でにして、ようやく柔らかくなります。ピーナッツの油が出てくるので、茹で汁は毎回捨てなければなりません。最後の1回で砂糖を加えてピーナッツに甘みを付けます。このように手間と時間をかけてこそ、おいしい花生湯が出来上がるのです。

 また濃厚な花生湯は油條(揚げパン)との相性も抜群。サクサクに揚がった油條を小さめに切り、花生湯に浮かべていただきます。スープでしんなりした油條がほのかに甘く、柔らかなピーナッツと一緒に口の中でとろけます。きっとやみつきになってしまいますよ。

ここで食べられます。

三六圓仔店
台北市三水街92號

酒醸蛋芝麻湯圓/ごま団子入り酒醸と卵のスープ

酒醸蛋芝麻湯圓/ごま団子入り酒醸と卵のスープ

 酒醸と卵のほんのり甘いスープにゴマあんが入った白玉団子が浮かんでいます。自家製の酒醸は、蒸したもち米に麹を加え低温発酵させて作られる日本の甘酒に似たお酒です。団子を口の中に入れた瞬間、コクのある黒ゴマあんが口いっぱいに広がります。

 酒醸と卵のスープは女性のバストアップに効果があると言われています。卵を加えることで酒醸の酸味がまろやかになるほか、とろりと香る卵は口当たりもよくします。カロリー補充ができ、酒醸のアルコールで寒さが吹き飛ぶ、と女性に人気のスイーツです。

ここで食べられます。

蔡萬興老店
台北市福州街16-6號

酒釀芝麻湯圓/ごま団子入り酒醸スープ

酒釀芝麻湯圓/ごま団子入り酒醸スープ

 こちらは卵が入っていないタイプの酒醸スープ。酒醸は寧波地方の特産。体が温まり、冬の季節にぴったりです。甘酸っぱい酒醸が苦手だという方もいますが、一旦慣れてしまえばやみつきになる美味しさ。胡麻団子は見た目は普通ですが、かぶりついた瞬間、とろ~とした甘い黒胡麻あんが姿を現し、あっという間にまろやかな黒胡麻が茶碗中に広がり、酒醸の酸っぱさを、ほどよく中和してくれます。

ここで食べられます。

臺一牛乳大王
台北市新生南路3段82號