どうして台湾では旧暦にお正月をお祝いするの?台湾のお正月の過ごし方って?お正月アイテムは?という疑問に、一挙にお答えいたします。赤や金の絢爛豪華なお正月飾りもご紹介いたしますよ。


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1. どうして台湾では旧暦にお正月をお祝いするの?
旧正月とは旧暦(=太陰暦、農暦)の暦に則り、お祝いされるお正月のこと。

昔から日本、台湾、韓国、中国といったアジアの国々では旧暦(=太陰暦、農暦)を採用。お正月や端午の節句、七夕といった節句の行事も、旧暦でお祝いされていました。西洋文化が流入するにつれ、公式な暦は新暦(=太陽暦)に移行し、日本では節句の日付を新暦で固定。しかし、台湾を含む中華諸国や韓国では、今でもお正月や各節句を旧暦でお祝いしているのです。

旧暦は月の動きをベースにしていますので、1年は約354日。そのため太陽の動きをベースにした新暦とはずれが発生。そのため、毎年、お正月や節句の日が新暦のカレンダー上では移動してしまうのです。

アジアでは、新暦でお正月を祝う日本のほうが珍しいなんて、ご存知でした?

2.台湾のお正月の過ごし方は?
台湾のお正月は、家族そろって過ごすのが基本。そのため年末はふるさとへ帰る人々で、鉄道、飛行機、高速道路などは日本以上にごったがえ。レストランや屋台もクローズし、いつもはにぎやかな台北の街も、さすがに静かになります。

大晦日  










大晦日は大掃除の日。一年の汚れを洗い流し、春聯(※しゅんれん:めでたい文句が金文字や墨で書かれた赤い紙)や赤い紙で作られたお飾り用の爆竹ネコヤナギの枝やパイナップルなど、縁起の良いお正月アイテムを飾ります。リビングのテーブルに、お客様のためのお菓子ナッツを山積みにするのも忘れてはいけません。 お正月用品の特別市場は、最後の買い物をする人たちで大賑わい!

お正月を迎える準備が整ったら、夕飯に「年菜」と呼ばれるご馳走をいただきます。「年菜」とはいわゆるおせち料理ですが、大晦日の夜にいただくのが一般的。縁起の良い名前のメニューがずらりとテーブルに並びます。大根餅は大根の台湾語の呼び名、菜頭(ツァイタウ)が彩頭(ツァイタウ=幸先のよさ)に、魚団子のスープは団子の丸さが家内円満につながります。また「開運珍美鮑(アワビ料理)」「吉利慶豊年(豚肉料理)」といったおめでたい名前の、見た目も豪華な品をレストランなどから取り寄せることも。

この席に欠かせないのが魚料理。中国語で魚の発音はユイ。これが余裕の余(イイ)を連想させることから、魚料理をわざと食べ残すことによって、新年が余裕のある年であることを祈ります。また年○(※米の右に羔)と呼ばれる、ねっとりしたお餅も欠かせません。ドライフルーツを入れて甘くしたり、塩味だったりと、その家ごとの味が楽しめます。

元日  

時計の針が零時を指すのと同時に、ばばばばばーんっ!という耳をつんざく音と煙が、あちらこちらで立ち上がります。これぞ台湾のお正月に欠かせない爆竹大砲声!爆竹の音は悪鬼を追い払ってくれると信じられているため、ここぞとばかりに家の前や街角で、数十連発の爆竹に火がつけられます。

元旦の朝には、新しい服を着た子供たちが、祖父母、両親の前に勢ぞろいし、新年のご挨拶。「歳々平安」「風来水到」など新年の吉語を申し上げます。その後は家族そろってお寺や廟に初詣に行ったり、親戚の家に年始の挨拶に行ったりと、のんびり過ごすのは日本と同じ。

チャンチャララ〜、チャンチャララ〜と、鐘や銅鑼を使った伝統的なお正月音楽が流れてきます。日本の静かなお正月とは、正反対のにぎやかムード。

お正月の娯楽としてはマージャンが大人気で、通りのあちらこちらから、ジャラジャラと牌をかき回す音がにぎやか。お正月に赤い下着を身につけると勝負事に強くなるというジンクスがあり、マージャンの前にちらりと赤い下着を自慢する人もいるとか、いないとか?

む、赤い下着?・・・知りたい方は、
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