南竿から東莒へ

 朝早く南竿の福澳港港に着いた私たち。南竿から東莒へは連絡船が1日3便出ていて、所要時間は約1時間です。ところがこの日は、南竿→東莒→西莒→南竿と回るルートだったので、行きは1時間でも帰りは1時間半かかります。そのことを民宿のオーナーに教えられたLionは、さあ困った! というのも、この日は南竿→東莒→南竿→北竿→台北の予定だったのですが、それでは予定していた南竿→北竿の船が一便遅れることが判明。それだと、北竿の白沙港に着くのは北竿機場の飛行機出発時刻の20分前。これは間に合いません。

 そこで民宿のオーナーから提案。「今日、友達が北竿に行くらしいから、先にチェックインしてもらってあげるよ。それだと5分前に着けば大丈夫。カウンターに預けておくから、チケット、身分証、パスポートを貸して」

 うーん、そういうのもアリかな(日本では絶対ない・・・ by Ryn)。ということで、不安を抱えながらも東莒行きの船に乗り込む私たちでした。

東莒

 馬祖列島の最南端に位置する莒光は、東莒西莒の2つの島から成っています。海に囲まれた島には峽湾が多いこともあり魚介類が豊富。魚や貝などがよく獲れる上、人口が少ないため、海鳥や渡り鳥が多数生息し、毎年6月から9月にかけてバードウォッチングに訪れる愛鳥家も少なくありません。

 今回取材したのは東莒で古くは東犬と呼ばれ、馬祖エリアにある3つの国家古跡中、2級古跡の東莒燈塔と3級古跡の大埔石刻の2つの古跡があります。

 東莒には路線バスがなく、移動はタクシーかバイクとなります。バイクは民宿でレンタル可能。タクシーは猛澳港に停まっているか、いないときは猛澳港の旅行案内所で呼んでもらうといいですよ。なお、台北のような黄色いタクシーではなく、自家用車をタクシーとして使っている業者ばかりです。料金は交渉になりますが、チャーターしない場合は、目的地まで100元程度です。南竿、北竿、東引島に比べて小さい島の東莒では、日帰りで半日かけて回る旅行者が多いようです。

 私たち遊透隊はタクシーをチャーターし、3時間少々かけて東莒を取材しました。当日のスケジュールは運転手さんが決めてくれましたが、希望があればもちろん調整してくれます。また、車内では簡単な観光ガイドもやってくれますよ(中国語)。目的地到着後は、出発時間を決めてから一時解散となりますが、5人以上のグループであれば運転手さんが観光スポットまでガイドとして付き添うサービスもあります。時間に余裕があるようでしたら、民宿に一泊し、純朴な東莒の雰囲気を満喫するのもおすすめです。

容叔個人車行
電話:0836-88012
料金:一人200~300元程度(3時間の行程の場合)

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連絡船
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猛澳港旅客中心
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案内してくれたオーナーと記念撮影
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軍人もタクシーを利用します。


猛澳港

 朝早く南竿の日光海岸をチェックアウトした私たちは、福澳港まで送ってもらい、ここから船に乗って東莒に向かいました。東莒の猛澳港(写真2~4,6,7)までは約1時間の船旅です。船はかなり揺れるので船酔いする人は酔い止めの薬をお忘れなく。

 馬祖では漁業の網という意味で「猛」の字を使うことがあります。漁業が盛んだった頃、ここでよく網を修理していたため、猛澳港という名がつきました。猛澳港は東莒の海の玄関でもあり、大坪村からは徒歩10分ほどの距離。付近にはヘリコプター乗り場もあります。港のすぐ近くにはビーチ(写真8~10)があり、船を待つ間に水遊びや散策ができますよ。

莒光遊客中心

 シンプルな外観の莒光遊客中心(旅客センター)(写真11,12)は福正聚落の近くにあります。馬祖観光スポットの紹介や古文物レプリカの展示があり、馬祖の知識を深めることができます。視聽區では莒光の見所が映像で紹介されているので、こちらも要チェックです。猛澳港に着いたらまずここで情報をゲットしましょう。

地図

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連絡船
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猛澳港
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猛澳港
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猛澳港
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猛澳港
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猛澳港
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莒光遊客中心
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莒光遊客中心

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この特集は2009年10月に取材しました。内容が古くなっていることもありますのでご了承ください。