臺馬輪・中柱港

 東引西引台湾最北の地です。現在はこの2つの島は道路でつながっています。東引はその昔、島周辺の水深が深く、潮流も激しかったことから東湧と呼ばれていましたが、1956年に今の名称に改名されました。島内では古跡や名産物の他、今でも激しい潮流を目にすることができます。

  急で険しい地形の東引では、自然が生み出した珍しい景色が多く見られます。天然の奇観だけでなく、海釣りに適したスポットとしても人気があり、釣り好きを魅了する聖地となっています。

 現在、東引へのアクセスは新華航業の船(臺馬輪)のみ。南竿-東引-基隆の船が毎日1便出ています。どのルートで島に入っても翌日にならないと島を出る船はありませんので、必ず島内で宿泊しなければなりません。

 さて前回、船が欠航という事態で一旦台北に戻った私たち遊透隊は、台北の松山機場を朝6時50分発の南竿行きの飛行機で出直し出発。南竿機場からタクシーで南竿の海の玄関、福澳港(写真1)へやって来ました。人で溢れる港には、軍人の姿も多く見られました。軍人と民間人が共に生活をしている光景は、台湾本土ではほとんど見かけることがなく、なかなか興味深いものです。さて、チケットを購入したらいよいよ乗船。臺馬輪で東引へ向かいます。

  • チケットの購入と乗船にはパスポートが必要です。
  • 出航30分前までにはチケットを購入してください。

 臺馬輪は、かつて日本の九州と四国を結んでいたフェリーです。内海仕様で喫水が浅いため、荒天時には欠航となることがあるので、スケジュールは余裕を持っておくことも必要です。

 1Fの貨物エリアはもともとは車両甲板で、現在でも車やバイクを搭載します。揺れが大きいのでしっかりとロープで固定されます。上部デッキは船室のほかに売店やテーブル席もあり、ドリンク片手に一息つきながら船旅が満喫できます。波が高いときは上部デッキまで海水が飛びかかってくるので、外に出る際は注意してくださいね。

 約2時間の航海で東引の中柱港(写真10)へ到着。波風で濡れた床で足を滑らせないよう気をつけながら、係員の誘導に従って下船しましょう。

 港を出ると、ホテルの送迎車が待っていました。多くの観光客はまずホテルや民宿にチェックインするので、送迎車もたくさん来ています。迷わないように宿泊先の名前を確認しておきましょう。

地図

1
福澳港
2
チケット売り場
3飛行機のチケットと似ています。
4
ここから乗り込みます。
5
福澳港を出航
6
外に出るのはキケンかも
7
キャビンにて
8
小雨の降る中柱港に到着
9
タグボートで押しています
10
タラップが取り付けられています
11
中柱港
12
基隆に向けて出発する臺馬輪

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この特集は2009年10月に取材しました。内容が古くなっていることもありますのでご了承ください。