水頭村

閩南式の建物が美しい水頭村。
閩南式の建物が美しい水頭村。
  • 水頭村の様子
  • 水頭村の様子
  • 水頭村の様子

 水頭村は金門島の南西部にある古い建物が残る村です。ここには多くの伝統的な閩南式(ミンナン式=福建式)の古い建物があり、今では民宿になっているところもあります。それぞれの民宿は宿のオーナーがいろいろと趣向を凝らしているので、伝統民族の風情を味わいたい人は宿泊してみるのもおすすめです。また、外国へ渡った多くの金門人が戻ってきて建てた洋風の建築物があります。「金水國民小學」「得月樓」は洋風と中華な雰囲気が入り交じり異国情緒溢れる建物です。黄という名前が多い集落でもあり有名な史跡である黃氏酉堂、黃厝頂十八支梁などもあり見所が凝縮された観光スポットです。

地図

 

黃氏酉堂別業

黃氏酉堂とその前にある日月池。
黃氏酉堂とその前にある日月池。 黃氏酉堂の中にある廳。
黃氏酉堂の中にある廳。
  • 「月」窓がある男子学生の教室
  • 「日」窓がある男子学生の教室
  • 黃氏酉堂の中の様子

 黃氏酉堂は國家二級古蹟に指定されています。清乾隆三十一年(1766年)に黃俊建によって建てられたもので、当時金門で唯一花園や池がある豪華な建物でした。ここは学業を教える場所でしたが、後に新聞発行所となり、多くの知識人や重要な官僚を育て上げた場所でした。酉堂の前は日月池があり、楕円形の池には弦月橋が掛けられています。池では蓮の花が栽培されていて夏の花の季節には素晴らしい景色を眺めることができます。

 酉堂にある小さな部屋には「日月窓」と呼ばれる窓があります。「日」窓は男子学生の教室、「月」窓のほうは女子学生の教室でそれぞれ5,6人を収容することができます。昔の中国の男女間に関する伝統がこういった場所にも反映されていることが見てわかります。学問の雰囲気が漂う酉堂からは学生の声が聞こえてきそうですね。

 濃霧を防ぐための可動式の窓中国古代の建築様式は細部に至るまで様々な意味がこめられています。例えば、酉堂の上梁と下梁は必ず同じ位置でなければならず、これは子孫が同じように品格があり人徳があるように、という象徴だそう。十字窓は変わらない人徳の象徴です。一番興味深いのが触ると動く窓です。石板で仕切られた重々しい窓で、見た目では石板が移動して開閉できるとは思いません。金門の3,4月は濃霧の多い季節で、湿気防止のためにこの動く石窓が設計されました。

黃氏酉堂別業

  • 住所:金城鎮金水里前水頭55號
地図

 

金水國民小學

異国情緒漂う金水國民小學の入り口。
異国情緒漂う金水國民小學の入り口。
  • 子どもが駆けだしてきそうな金水國民小學の中。
  • 食事を作っていた台所
  • 歴史を感じる小学校の外観

 金水國民小學は1930年に建てられた小学校です。19世紀末に東南アジアへ渡った金門の人々は、資金を携えて故郷へ戻り、洋風建築の金水國民小學を建設しました。外観はまるでアラジンと魔法のランプに出てきそうな独特な形をした宮殿のよう。外観は左右対称のシンメトリーとなっていて壮観です。中へ入ると教室内は金門の説明が書かれた展示区となっていて、金門の歴史をより深く知ることができます。

金水國民小學

  • 電話:(082)313-282
  • 住所:金城鎮前水頭47號
  • 営業時間:8:30~17:00
地図

 

得月樓・僑鄉文化展示館

戦いとは無縁に見える優美な得月樓。
戦いとは無縁に見える優美な得月樓。 僑鄉文化展示館。細かな装飾が見事です。
僑鄉文化展示館。細かな装飾が見事です。
  • 展示館の外観。鉄窓は泥棒よけです。
  • 展示館の中
  • 展示館の中にある精巧で美しい展示品

敵が入りづらい狭い入り口 得月樓はインドネシアから帰ってきた富豪黃輝煌が建てた高さが11尺(約4m)ある塔です。得月樓という美しい名前は有名な詩「近水樓臺先得月」から名づけられました。美しい名前の建物というだけでなく、盗賊などに対する防御という重大な役割も担っています。盗賊の進入を防ぐために塔への入り口はとても狭く作られ、壁には突起を設け、その突起部分から火槍で攻撃できるようにしたそう。また内部には地下道があり、隣の塔へ直接通じていたそうです。建物の中の階段はすべて木でできた梯子で、敵を上へ上げないようにいつでも移動することができる仕組みとなっています。

 得月樓にある3棟の建物は僑鄉(東南アジアへ出稼ぎに行き、稼いで戻ってきた人々)文化展示館となっていて、建物の建築芸術に関する詳しい説明だけでなく、僑鄉文化の紹介もしています。また、東南アジアの食べ物、服装、食器などもあり僑鄉文化を詳しく知ることができます。建物の手すりや窓の格子は繊細で美しく、バルコニーにある鉄策の窓は泥棒除けとしてつけられたもので当時の盗賊が多かった時代の様子が残っています。

得月樓

  • 住所:金城鎮前水頭44號

僑鄉文化展示館

  • 電話:(082)313-281
  • 住所:金城鎮前水頭39號
  • 営業時間:8:30~17:00
地図

 

采風民宿

白壁とレンガが美しい民宿。 白壁とレンガが美しい民宿。
  • 民宿の中の様子
  • 古い感じのロビー
  • ツインルーム

 水頭集落にある多くの閩南式の建物は、政府による修復の後、民間経営の民宿へとなりました。修復されきれいになっていますが、昔の風情はそのまま残っています。民宿へ入ると静寂に包まれ、古く懐かしい雰囲気が漂っています。外のベンチに座って日光浴をしたり素朴でゆったりとした時間を過ごすのはいかがでしょう。

水頭54號民宿(定風波)

  • 電話:(082)322-389
  • 住所:金城鎮前水頭54號
地図

 

金道地小吃店

蚵仔麵線(牡蠣入りソーメン)。台湾本島とは違いモチモチとした麺とたっぷりの牡蠣がのっています。 蚵仔麵線(牡蠣入りソーメン)。台湾本島とは違いモチモチとした麺とたっぷりの牡蠣がのっています。
  • 炒飯は普通でした
  • 皮がサクサクの蚵仔煎
  • 食事ができそうに見えないお店の外観

お店の中の様子 金門へ来たらぜひ特色ある小吃を食べてみましょう。金道地小吃店も閩南式の建物になっています。お腹を満たしながら、昔の食生活の感覚を体験できるのも趣がありますね。金門へ来たら必ず食べて欲しいのが蚵仔麵線と蚵仔煎です。蚵仔煎は台湾本島で食べるのとは異なり、皮が比較的サクサクとしていて片栗粉のモチモチ感がありません。中にはニラが入っているので香りもよく、使用しているカキは大きくはありませんが十分に甘くて新鮮です。蚵仔麵線の麺はモチモチとしてカキがたっぷりと入っています。澄んだスープとセロリ、カキの相性は抜群であまりカキが好きでない人でも美味しくいただけます。

金道地小吃店

  • 電話:(082)327-969
  • 住所:金門縣金城鎮前水頭15號
地図


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