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金門島の風獅爺巡り

金門島の風獅爺巡り

金門島の風獅爺巡り



 金門島は台湾海峡の西にある島で、台湾本島と中国大陸の福建省の間に位置し、その地理的な関係から、台湾の軍事基地としても大変重要な場所となっています。長い間、様々な軍事役割を果たしてきたこともあり、島内の各所で国共内戦の戦地風景を目にしますが、金門島には閩南文化と言う伝統文化があり、金門島本来の美を感じとることができます。近年では、金門島とアモイ間を結ぶフェリー(小三通)が開通したこともあり、台湾政府も金門島への観光を積極的に誘致するなど、これまで地道に独自の文化を守ってきた金門島が今、注目され始めています。

 金門島では至る所で閩南式の建物を見ることができます。田畑の中で高粱酒の原料となるモロコシの収穫前のふくよかに実った穂や、低い赤レンガの壁、燕尾式屋根が点在するのが金門の日常の風景です。道端の大きな木の下には黄牛(アメウシ)が横たわっていて、村の入り口には堂々と風獅爺が鎮座し、村の人々の安全な出発と帰りを祈願しています。これこそが金門を代表する風景と言えるでしょう。

 金門の風獅爺は沖縄の風獅爺によく似ていますが、「鎮風止煞,祈祥求福(風を鎮め、福をもたらす)」と言う役割があり、村の守り神としてずっと崇められてきました。1年のうち9ヶ月もの間、強い風に見舞われる金門島では、風害による被害が大きく、それを避けるための守護神として風獅爺を作ったのが金門島の風獅爺の始まりとされていて、以後、信仰深い金門の人々は風獅爺を村の守護神として日々崇めています。現在、100体を超える風獅爺は金門島を象徴する存在にもなっています。

 金門の金沙エリアでは毎年秋に風獅爺文化フェスティバルが催され、多くの観光客が金門島を訪れます。それでは金門島の風獅爺を見つける旅に出かけてみましょう!


特派記者:柴郡貓 CheshireCat(チェシャ猫)

台北在住のシンガーソングライター。音楽・文化・旅行を通して日台交流を目指す音楽旅人。

撮影:travel sis

香港出身、台湾で生活している、旅が好きな女の子。

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