龍羽老師の台湾開運の旅|台北遊透隊|旅々台北

  • 店名:
  • 忠烈祠
  • 住所:
  • 台北市北安路139號
  • google.map
  • tel:
  • 02-2585-0499

台湾屈指の観光地

台湾観光ツアーと言えば、必ず組み込まれている場所のひとつに「忠烈祠」がある。イケメン兵士の衛兵交代で有名な場所のせいか、日本人観光客は、楽しそうに記念写真などを撮っている。しかし、ここは抗日戦争や辛亥革命で亡くなられた人や、国に貢献し殉職した人など、約33万人の英霊が祀られているところ、ということを知らずに、はしゃいでいる人がほとんどではないだろうか?日本で言えば「靖国神社」みたいなものだ。

でも、台湾旅行にいらっしゃる皆さんに、ここで楽しむな!なんて野暮なことを言うつもりはありません。(だって、目の前にイケメンがいれば、楽しくなるのは当然なので)でもね、少しくらいは、神妙な気持ちも持っていただきたい、と思うわけ。

そもそも、ここに取材に行ってから記事を書くまでに3ヶ月もかかってしまった。この私が、記事をどう書こうか迷ってしまったんだよ。そのくらい、ここは厳粛な場所なのだ。(決してサボっていたわけじゃないのよ)

 さて、入口(大門)のところには、二人のイケメン兵士が銃を構えて台の上に立っている。私は20年くらい前に台湾に初めて来てこの衛兵を見た時、よくできた蝋人形だと思った。だって、微動だにしないんだもん。まばたきすらしないかも。いたずらな観光客が、彼らの顔の前で手をヒラヒラさせても目線も動かない。たまにお世話係り(彼らも兵士)が霧吹きで頭から水をかけたりするのを見て、「あ~あ、本物の人間なんだぁ」って思ったくらいだ。そして広場の奥の赤い建物「大殿」の前にも、大門のところと同じように2人の衛兵が立って警備にあたっている。

威風堂々

さて、忠烈祠では、特別な日を除く毎日、毎時ジャストにこの警備にあたっている衛兵の交代儀式が行われる。5人のイケメン兵士たちが、隊列を組み軍靴をカチカチ言わせながらの行進は、圧巻だ。大門から奥の大殿に向かう広場の石畳は、彼らの毎日の行進で、3本の筋が跡として残っている。そこの上を一糸乱れぬ行進には、彼らの真剣さが伝わってきて、こちらまで凛とした気持ちにさせられる。

大殿に着くと殿内の位牌に向かい敬礼をした後、銃をカシャカシャいわせながら持ち替え、高く上に投げたり、お互いに投げ渡したりする見せ場がある。そして、また大門に行進しながら戻っていく。

もし、時間があれば、衛兵交代の儀式だけではなく、ぜひ奥の大殿の中も見てきてほしい。抗日戦争のレリーフなどが展示してあり、私たち日本人にとっては、あまり触れたくないことではあるけれど、史実は史実だ。太平洋戦争当時は、台湾は日本の植民地だったので、ピンと来ないかも知れないが、日本が戦争した相手は中華民国、つまり、今の台湾なのだ。

このあたりは書くと長くなるので省略するが、台湾に来る前にぜひ勉強してもらいたいと思う。そして、当時から今も続く複雑な社会情勢、戦後の国民党政権下での反日教育、それでも今の台湾人たちはとても親日であること、などなど考えさせられることがいっぱいだ。

女子から大人気

さて、難しいお話はこのくらいにして、イケメン兵士にお話を戻すと、彼らは陸・海・空軍より選抜された兵士で、身長175~195cm、体重65kg±1kgが条件。そして厳しい訓練が課せられ、それにパスした人だけが、あそこに立てるそうだ。鍛えられたイケメン兵士の真剣に国を守る姿に、お姉さんは、思わずときめいていしまう。まぁ、ときめくのは自由なので・・・

ところが、ときめくのは自由だけど、見るだけで済まさなかった強者がいる。何を隠そう、私のちょっとした知り合い(日本人です)の話。彼女が台湾に観光に来た時に、忠烈祠のイケメン兵士に一目ぼれ! 電話番号を書いたメモをお世話係りの兵士に渡し「彼に渡してください」と・・・それで、なんと本人から電話がかかってきて、その日の夜、何人かでお食事をすることに。そこから恋に発展し、やがて二人は結婚。イケメン兵士は除隊し、今はこの二人は彼女の日本の実家で暮らし、2人の子供にも恵まれ、幸せな夫婦をやっている。ちなみに、彼女の方が8歳くらい年上。  ということで、余計なことまで書いてしまったが、忠烈祠、イケメン兵士、衛兵交代を見て、目の保養をすることはおススメだけど、それだけではなく、ここが抗日戦争で亡くなった方を祀ってある場所だ、ということも肝に銘じながら、行くようにしていただきたいのデス。